情報の歴史―象形文字から人工知能まで (Books in form (Special))
編集工学研究所NTT出版
NTT出版
僕は英文学をやっているのですが、学校の教授がこれをすすめているのを聞いて思い切って買ってみました。
楽しいです。これを眺めているだけで一日が過ぎます。今までになかった年表なのです;というのも、世界史の中に日本史が組み込まれていて、例えばインドで何が起こったときには日本では何が発明されていた、なんてことが一目で解るんです。
イギリスで捨て子育児院が開設された年には、日本で貿易制限令が出され、アメリカではウイスター親子がガラス工場の操業に成功したり。または、江戸に天文台が設置された年には、ロバートフックが精神治療に大麻使用を示唆したり、クーナウが「クラヴィーア・ソナタ」を作曲したり。
確かにこの本は松岡氏の恣意的な情報収集に基づいたものですが、
それでも自分自身であれやこれや、情報のコスモスにおけるAとBとC・・・の関連性などを見つけ、シナプスを張り巡らすことができます。
文学をやる人にもおすすめです。アメリカの作家が作品Aを発表したのと同時期に、日本では作品Bが発表された。その二者はあまりにも酷似している、これは「同時性」の好例である、なんて見方もできます。
最後に、個人的な感想になりますが、明朝体がやや「新世紀エヴァンゲリオン」を彷彿させて、ページをパラパラとめくり、斜め読みをしても楽しくなります(エヴァは極太明朝体でしたが)。
歴史はあなたの歴史でもあります。この本を活用して、歴史とあなたの繋がりを再確認してください。
マイクロコンピュータの誕生―わが青春の4004
嶋 正利岩波書店
岩波書店
マイコンの誕生の渦中にいた方の話しを、マイコンの末端にいた自分が読んでも、臨場感あふれて、読み進んでいった。
4ビットCPUから32ビットCPUまでの流れの中で、日本の技術者の多くの努力のうち、名前として残っている数少ない事例として貴重だ。
今後も、活気のある開発が行われることを期待したい。
4ビットCPUから32ビットCPUまでの流れの中で、日本の技術者の多くの努力のうち、名前として残っている数少ない事例として貴重だ。
今後も、活気のある開発が行われることを期待したい。
VSMM2004―Proceedings of the Tenth International Conference on VIRTUAL SYSTEMS and MULTIMEDIA
オーム社
オーム社
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